”ただの個人”に戻ったときに必要なのは創造力だと思う
こんばんは♪ たかねこです。
口を開けば「暑い」という言葉しか出てきません。
「夏はイイ」などと言っていられるのは、本格的に梅雨が明けてからせいぜい10日ぐらい。
毎年忘れてしまうんですよねぇ。
そんなわけで、今日も予定を変更して家にこもることにしました。
一日中家にいて、さて何をして遊ぼうか。
暑さ寒さのピークを迎えるころ、いつも無気力と退屈のはざまで揺れ動きます。
何かをしたいけど、これといって心躍るアイディアが思い浮かばない。
お気楽でいいご身分なヒマ人の寝言です。
贅沢な悩みなんでしょうけれど、きっと多くの人は老年期を迎えたときには体調と相談しながら、その日をどう過ごすか考え込むのではないでしょうか。
私は一足早く老後生活を体験しているだけ。
例えば老後とか、”ただの個人”になったときに一番必要なのは創造力なんでしょうね。
会社などの組織にいると、基本的には役割と仕事を与えられます。
それに慣れてしまうと、いざ自由を得たときに何をしていいかわからなくなるんですよね。
ずっと会社員だった人に「今日から1か月間、何でも好きなことしていいですよ」って言ったら、何をしたらいいか考えているだけで1か月経ってしまいそうです。
私もこの生活に慣れるまでに、ずいぶん期間を要しました。
最後は、どういう状況に置かれても自分で自分を楽しませる能力こそが大事で、つまるところそれが創造力なのではないでしょうか。
今日の私の話に戻ります。
そろそろ楽器の練習をしないと…今はそういう気分じゃない。
ぬり絵の続きでもするか…もう少し創造性のあることをしたい。
アクリル画を描きたい…具体的に何を描こうか思い浮かばない。
おもちゃ箱をごそごそかき回していたら、昨年ねんドル岡田ひとみさんの展示イベントでもらったねんどが出てきました。
一年前にお友だちに教えてもらって初めてねんドルさんを知り、「へぇ~、ねんどでこんなにいろんな表現ができるのねぇ」と思いつつそのまま放置していたのでした。
とりあえず開封してみると、真っ白でふわっふわなねんどが出てきました。
手にとってみると、マシュマロのように柔らかくて軽い!
試しにこねてみると少ししっとりしていて、いくぶん空気も含んでいるような感触でした。
この真っ白な塊で何を作ろうか。
考え始めたらちょっと楽しくなってきました。
童心にかえって自由に♪ができなくなっているお年頃です。
結局最初にこしらえたのは、いつもいつも目にしているみーちゃんでした。
でも、何かを創造しようとしたときに、つい「どうやったらイメージ通りにできるか」を先に考えてしまうんですよね。
とりあえず手を動かしてみるのも大事だなぁと実感しました。
そして手を動かしているうちに「これができそう」と思って作ったのがバラです。
それからクロワッサン。
その後ひまわりの花を作り始めてやめました。
自分の貧弱な想像力にイライラしはじめまして…
でもね、普段やらないことをするっていいなぁと思いました。
ねんど遊びのおかげで、アクリル画を描くやるきスイッチが入りましたから。
それと、やり方の正解がないねんど遊びは創造力を鍛えるのにもってこいだと思います。
ふわふわで真っ白い塊を与えられて「これで、あなたの好きなもの何でも作れるよ。どんな風に作ってもいいよ。」って言われたら、何を作りますか?
ねんドルさんもそうだったのかもしれませんが、ゼロからイチを生み出してそれを極めていく人って本当にスゴイです。
私もいつか、私ならではの何かを創造できたらいいなぁと思っています。
今日の造形物
Byみーちゃん
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(*^^*)